こんにちは!
最近は、株価が全然下がりませんね。株取引をやられている方であれば、「すごい相場になっている」「そろそろ暴落するでしょ?」と様々な思いがあるんじゃないでしょうか。
日経平均は、バブル以来の30年ぶり高値ということで、勢いが止まりませんね。
ですが、実態の景気はどうでしょう?
新型コロナウィルスの影響で、飲食店を中心に大きな打撃を受けています。倒産件数も過去最高のようですね。
そもそも、バブル期の株価と今の株価が同じになったからといって、同じような景気になるわけではありません。
なぜなら、物の価格が違うからです。バブル崩壊後に大きなデフレ期間となりましたが、それに伴い、物の価格が大きく下がりました。
例えば、マクドナルドのハンバーガーは、
- バブル時代・・・210円
- デフレ時代・・・65円
- 現在・・・110円
となっています。
単純に消費者目線からすると、同じ商品なのに急に高くなったら、「高くなったから買わない!」となりますよね。要は値下げは、消費者が喜ぶから簡単にできても(企業側の経営判断としては難しいですが)、値上げはなかなか難しい。
デフレによって、値下げしたことでお金の動きが鈍くなりました。それにより、一人一人に入ってくる給料もたいして変わっていないわけですね。
実態の景気をよくするには、じわじわと値上げしたり、消費を増やしたりするしかないです。なので、株価が上がってから、景気の良さを実感するにはもうしばらくかかりそうです。
このまま株価が上昇し、一人一人が好景気を感じて消費増となるのか、それとも、株価が落ち始め再びデフレのようになるのか。
注目ですね!
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